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実際の探偵とは? どんな仕事をする職業なの?

“本物の探偵は推理をしない”って、ほとんどの人は知っていることです。それが行きすぎて、“探偵はフィクションの職業だ”と思い込んでいる人もいるかもしれません。
探偵は、本当に存在します。


日本の法律に、探偵業の業務の適正化に関する法律が制定されてからは、
【探偵業務とは、個人・法人からの依頼を受け、対価を受け取り、尾行、張込み、聞込み、その他これらに類する手法で、特定の人の所在や行動についての情報を収集、その結果を依頼した人に報告するもの】
…と定義されました。
参考:探偵 - Wikipedia

なお、探偵業の業務の適正化に関する法律は平成18年に制定されました。
それまでは、探偵という職業は、仕事内容があいまいだったようです。

探偵が行う調査方法は、

のみであり、

などは、探偵の業務範囲内とは言えません。
また、尾行などの行為であっても、他の法律(私有地への立ち入りや迷惑防止条例など)に抵触する場合は、認められない行為です。
探偵としての権限は、あくまで一般人の範囲内であって、探偵業法でも、特別な権限は与えられていないのです。

また、法律で調査の方法は定義されているとはいえ、その探偵ごとに質や料金等は全く異なることが多いようです。

探偵事務所は、全国に数え切れないほど存在しますので、「探偵に依頼したいけど、レベルの低いところに当たったら嫌だな…」と考えるときは、頼りになる探偵を選ぶためにも比較する物差しを知っておいた方が良いかもしれません。

参考:探偵比較マスター

興信所と探偵って、どう違う?

興信所という、探偵とよく似た業種があります。
興信所は、元々は会社の経済的な信用情報を調べる機関である…という印象が強い方もいるでしょう。探偵は個人の調査向けで、興信所は企業の調査をする、というイメージですね。

しかし、今では興信所も個人を対象に所在や情報を得ることもできる機関となっています。

そこで、探偵と興信所は、探偵業の業務の適正化に関する法律のなかでは、【探偵業】と一括りにまとめられています。
つまり現在は、どちらも調査を主に行う職業・職種として、探偵と興信所はほぼ同一のものなのです。

参考:探偵興信所と探偵の違いは何?

実際の探偵も困った人の味方!

「事件が起こりました。誰が犯人なのか教えて探偵さん」は、映画でよくあることですが、実際の探偵は、必ずしも事件を解決する存在ではありません。

しかし、「パートナーが浮気して困っている」「家族と連絡がつかなくて困った」という問題は、探偵に依頼することで解決の糸口を見つけてくれます。

他にも「結婚する相手の素性を調べたい」「従業員が不正をしているようだ」といったことも、探偵なら相談に乗ってくれます。

探偵は困った人の味方だ、ということは映画の中でも現実世界でも変わらないと言えるでしょう。



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